感染症の登園基準

 

主治医の診断を受けてから登園してください。

  

 

登園のめやす

麻しん(はしか)

解熱後3日を経過してから

インフルエンザ

発症後5日を経過し、かつ 解熱後、3日を経過してから

風しん

発しんが消失してから

水痘(水ぼうそう)

すべての発しんが痂皮化してから

流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)

耳下腺、舌下腺、顎下腺の腫脹から5日経過するまで、

かつ全身状態が良好になるまで

結核

 

 

 

感染のおそれがなくなってから

 

咽頭結膜熱(プール熱)

主な症状が消え2日経過してから

流行性角結膜炎

 

感染力が非常に強いため結膜炎の症状が消失してから

 

百日咳

特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌性物質製剤による

治療を終了するまで

腸管出血性大腸菌感染症O-157O-26など)

 抗菌薬による治療が終了し、48時間をあけて連続 2回の検便で

いずれも菌陰性が確認されて

急性出血性結膜炎

医師により感染の恐れがないと認めるまで

髄膜炎菌性髄膜炎

 医師により感染の恐れがないと認めるまで

 

上記の感染症になった場合は、完治後に主治医より登園許可意見書を書いていただき、提出ください。

厚生労働省 「2012年版 保育所における感染症対策ガイドライン」より

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登園許可意見書
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夏は汗をたくさんかいて 汗腺機能を高め 体温調整

 

人間の深部体温は37度前後で一定に保たれなければ、生きてゆけません。そこで暑いときは汗をかいて体温を下げて一定の範囲内に収めるのです。大切なことは、体温を調節する汗腺の働きが、生まれてから3才くらいまでの間にどのような温度環境で生活したかで決まるということです。

しかし、家庭の空調設備が整っているため、生まれたばかりの子どもは、ほとんど冷暖房の部屋で育ち、夏も汗をかく必要がないのです。汗腺は当然発達しません。汗腺の機能が低下し、体温調整がうまくいかない幼児が増えています。

 

夏の外遊びなどの後に、38度近くの熱が急に出る子がいます。風邪の熱なのか、体温調整が出来ないでいるのかを見極めます。風邪の熱でなければ、涼しい部屋に入ると体温は平熱に戻ります。 

成長している子どもは外で遊びますが、本来、夏暑いときはたくさんの汗をかかなくては困るわけですが、汗腺が発達していない子どもは体温を下げるための十分な汗がかけません。このため、体の生体防御反応として、体が熱を産生しないように調節し、「基礎代謝」を低くして熱が出ないようにするのです。これが、近頃話題の「低体温児」です。

小学生になって熱中症などになりやすい子は、3歳くらいまでに汗をかいて生活していなかった子に多いのは明白です。夏の活動や運動会、クラブ活動等でも頑張ってほしいときに熱が出たりしない子になってほしいと願います。そのため、幼児期からの外遊びと暑さへの抵抗力を少しづつ育ててあげたいと考えています。